ドラムセットとはどんな楽器でしょうか?複数あるドラム(太鼓)やシンバルの組み合わせにルールはあるのでしょうか?
ここでは、ライブハウスや音楽スタジオで利用されているポピュラーなドラムセットをご紹介していきます。
ドラムセットとは

ドラムセットは、ピアノやギターのように楽器そのものの名称ではなく、ドラムやシンバルなどの楽器を1つにまとめた総称です。
ドラムやシンバルの数や種類に決まりは無く、全く別の楽器をセットに組み込むこともできます。

手数王と呼ばれるドラマーの菅沼孝三さんはディジュリドゥという民族楽器をドラムセットに組み込んでいました。
ドラム

① スネアドラム
スナッピーと呼ばれる響き線が付いたドラム。他のドラムにはない特徴的な音色で、ビートパターンでは強拍に叩かれる事が多くリズムを作る上で重要な楽器の1つです。
② タムタム
省略して「タム」と呼んだり、音程の高い方を「ハイタム」、低い方を「ロータム」と呼びます。タムの数が多い場合は「1st、2nd、3rd…」と呼ぶこともあります。響線が付いていないので、クリアな音色が鳴ります。
③ フロアタム
構造は「タムタム」と同じですが、3本の足で床に置くのでフロアタムと呼びます。また、床に置くためタムよりも音が詰まりやすくなる傾向があります。
④ バスドラム
一番大きなドラムがバスドラムです。ペダルを使って足で演奏します。
シンバル

① ハイハットシンバル
2枚のシンバルを重ねて使います。ペダルを使って足で2枚のシンバルの開き具合を調整することによって様々な音色を出すことができます。
② クラッシュシンバル
名前の通り曲のアクセントとなる場所で叩く事が多いシンバルです。
③ ライドシンバル
主にハイハットシンバルと並んでビートを刻む時に使われることが多いシンバル。サイズの大きいシンバルは余韻が長くなります。
その他の機材
スティック

バスドラム以外は主にスティックを使用して演奏します。ヒッコリーやオークなどの木材を使ったものが多く利用されています。
ペダル

バスドラムはペダルを使って演奏します。カウベルやジャムブロックを取り付けることも可能ます。
スローン

ドラムを叩くときに使う椅子をスローンと呼びます。無段階に高さ調整可能で、背もたれが付いているモデルもあります。
ハードウェア

ドラムやシンバルをセッティングするホルダーやスタンドをまとめてハードウェアと呼びます。
まとめ
これからドラムを始める方は、各楽器の名称を覚えておくと楽譜を読む時や演奏する時に反応が早くなり役立ちます。
1つ1つの楽器の詳細や演奏方法、セッティング方法などの記事も今後増やしていく予定なので、ドラムを楽しみながら読み進めていただければと思います。